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包帯を巻き終えた時、ずっと電話が繋がっていたタカがユリの勤め先の🏥着いた 『逢わへんほうがええなら帰るけど、着いたで…』 「どこにいるん?来るなって言ったのに…」 ユリは車から降り、二人で病院の駐車場辺りを散歩した タカは穏やかな表情で、何も言わなかった… ただ、タカの繋いだ手が温かかったことは覚えている すぐに時間は経ち、ユリは必死で仕事に没頭した ただ、いつものような明るい笑顔は患者さんの前でだけしかできなかった… 必死で笑顔を作ることが精一杯だった
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