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それからの日々、ユリは感情にまかせ、勝也へ電話をした
今まで毎日あった電話かメール…
そんな小さなことでも、なくなってしまうとこんなにも苦しいもの…
耐えきれず、電話…
「ユリが勝也にこんな目に合わされるようなことした?嫌いやから別れたんやろ?ズルイよ!ユリの気持ちを振り回すような別れ方なんて!」
『そんなんつもりやないんやけどなぁ〰』
「ユリは勝也に好きになってもらったことなんかなかった!ただ金ヅル・都合のいい女やったんやろ!」
『そうやないよ!俺なりに大事にしてきたつもりやったんやで』
「大事になんかしてもらったことなんかない!ユリは勝也が今の仕事に就いてから、朝も早いし運転疲れて事故したらアカンしって思って、夜も電話やメールしないようにしてた!寂しかったけど、勝也のこと考えてた!いっつも心配してたのはユリだけ!」
『…』
「辛い時も、そばにいてくれたことなんかなかった!赤ちゃん下ろした時も、たった一人で泣いてたんや!勝也は大丈夫か?の一言もなく、普通にしてた!心も体もボロボロにされて、使い捨ての雑巾のように捨てたんやんか!ユリの赤ちゃん返して!なんで産ませてくれなかったんよ!そしたら、勝也に愛された証しになったのに…」
『ごめんな…』
「謝るな!悪いなんて思ってないくせに!謝られたら、余計にツライだけや!」
ユリは勝也に様々な言葉の暴力を言った…
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