63人が本棚に入れています
本棚に追加
『俺にどうしろって言うんや?』
「どうしろなんて言ってない!ユリはただ感情にまかせて言いたいだけ!お前なんか死んだらええんや!そしたら諦めもつくわ!」
『そんなん言われる方はしんどいやろ…』
勝也は少し声を荒げた
「しんどい?まだ一回や二回のこんな程度の電話がしんどいって?アンタは私にもっと言うたし、中傷メールも毎日のように送ってきたやんか!ユリが言うてることなんてマシや!」
「してやったり!て思ってるんやろ!人の幸せ壊して、戻しといて、捨てやがって!アンタは人間の皮をかぶった悪魔や!」
少しでも自分の気持が楽になるなら…と、勝也を攻めることしかできなかった
「タカのことがあった時、勝也は結婚しよ〰て言うたよね…もしもあの時に籍入れてたら、こんな風にはならんかったん?たかがメル友の宮城女に興味持つようなことはなかったん?」
『そりゃ、なかったやろ〰な セーブしとるよ』
「そんなことないはずや!それでも勝也はユリを捨ててる!」
暴言を言ってる自分が情けなく、涙が溢れてくるユリだった
最初のコメントを投稿しよう!