3章

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このスレイブ、ソード両名は死神である。 ソードと言う彼は新米の死神で彼にとって桜庭葉子は初めて担当する魂であった。 死神の仕事は死んだ人間の魂をあの世と呼ばれる所へ導くのが仕事である。 今回、ソードのように初めて担当する人間には一ヶ月前から側につき死ぬまで見届ける事を義務付けられていた。 これは人間と言うものを知るために死神は全員が行なっていた、自分達の扱っているものの重さを知るためである。 先輩と呼ばれていたスレイブにも、もちろんそんな時期があった。 しかし、それは遠い昔の話である。 翌日、ソードは再び葉子の病室へと向かっていた。
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