3章

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ソードが去ってしばらくしてから、病室に葉子の父、庄之助が見舞いにやってきた。 「葉子、どうだい具合は?」 「お父さん、ええ、今日は気分がいいわ。」 「そうか、退屈していたろ?」 「いいえ、今までお話相手がいたから。」 「ほう、誰か来てくれていたのか?」 「ええ、死神さんがいままでいらしたのよ。」 葉子がいった不吉な言葉に庄之助は驚いた、しかし庄之助も本当に死神が来ていたなどとは夢にも思わないであろう。 「何を馬鹿なことを言っておるんじゃ。」 「本当よ、私を迎えに来たんですって。」 あまりにも不吉すぎる葉子の言葉に、庄之助は怒りをあらわにした。
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