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清々しい朝だ、雀が鳴いている、ちょうど通勤、通学の時間のようだ。
「葉子ちゃ~ん、学校行こう!」
元気な少年の声が聞こえる、それに答えるように呼び掛けた家から、中年の男性が出て来た。
「おはよう、正彦くん。」
「おじさん、おはようございます。」
「ちょっとまってくれな。」
「はい。」
そう言うと男はもう一度家に入った、そして少ししてから少女を乗せた車椅子を押しながら出て来た。
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