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ソードはまた無表情な顔に戻り、スレイブに問い掛けた。
「先輩!」
「はい?」
「死神の役目ってなんなのでしょうか?」
「え?」
「ただ死ぬのを待ち、魂を連れて来るだけが役目ですか?」
「・・・、魂を導く、それが私達の仕事です。」
「やはり、それだけですか?」
「・・・・。」
「何か、もっと・・。」
「・・、魂を救うのも、私達の仕事ではないかと、私は思っています。」
「魂を、救う?」
「ええ、私は死ぬ前日までに声をかけて、死ぬ前にやり残した事や、やっておきたい事などないか聞き出来る限りの事は叶えてあげる事にしています、気休めかもしれませんが。」
「それが、魂を救う事に?」
「ん~、そうですね、私はそう思っていますよ。」
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