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翌日、葉子の病室。
ソードはいつものように葉子の病室へと訪れた、すでに看護士、山岸が葉子の病室へと来ていた。
「それじゃ、なにかあったらナースコール押してね。」
「はい。」
病室を出ようとする名津美に葉子が。
「名津美さん!」
「え?どうしたの?」
「あの…、そこに誰かいますか?」
葉子が部屋の隅を指差す。
「そこって……、部屋の隅?」
名津美は部屋の隅を確認したが何も見えなかった。
「その、カーテンの所ですが。」
葉子が再び部屋の隅を指差した、カーテンが風で揺れている。
「嫌だ!止めてよ、何か見えるの?私そう言うの弱いのよ。」
「いないですよね?やっぱり気のせいだった見たいです。」
「もう、驚かせないでよね。」
「ごめんなさい。」
「じゃ、私いくからね。」
「はい。」
山岸名津美はもう一度部屋の隅を確認し、葉子の病室を出た。
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