4章

8/17

38人が本棚に入れています
本棚に追加
/100ページ
翌日、葉子の病室。 ソードはいつものように葉子の病室へと訪れた、すでに看護士、山岸が葉子の病室へと来ていた。 「それじゃ、なにかあったらナースコール押してね。」 「はい。」 病室を出ようとする名津美に葉子が。 「名津美さん!」 「え?どうしたの?」 「あの…、そこに誰かいますか?」 葉子が部屋の隅を指差す。 「そこって……、部屋の隅?」 名津美は部屋の隅を確認したが何も見えなかった。 「その、カーテンの所ですが。」 葉子が再び部屋の隅を指差した、カーテンが風で揺れている。 「嫌だ!止めてよ、何か見えるの?私そう言うの弱いのよ。」 「いないですよね?やっぱり気のせいだった見たいです。」 「もう、驚かせないでよね。」 「ごめんなさい。」 「じゃ、私いくからね。」 「はい。」 山岸名津美はもう一度部屋の隅を確認し、葉子の病室を出た。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加