4章

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「本当に私以外の人には見えないのね。」 部屋の隅、カーテンの横に立っている死神ソードに葉子が言った。 「はい、私達死神の姿は死期の近付いた人間にしか見えません。」 「そっか、私本当に死でしまうのね。」 「はい。」 葉子は一度ソードの顔を見て、困らせる様に。 「あ~あ、結局病気は治らず終いか、何だったのかな?私の人生って。」 ソードはうつむき黙っている。 「人生の大半をベッドの上かぁ~……。」 葉子は自分で言っていて、少し複雑な気持ちになった、するとソードが急に。 「怖いですか?」 「え?」 「死ぬのはやはり怖いものですか?」 葉子は少し考えて答えた。 「いいえ。」
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