6章

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「葉子ちゃん!学校行こう~!」 「おお、正彦君おはよう。」 「あ、おじさんおはようございます。」 「ちょっと待ってくれな。」 「はい。」 約13年前の光景、それを空から見下ろしている葉子(の魂)とソード。 「懐かしいなぁ~。」 「あれが正彦さんですか…?」 「そう、あ!今出て来た車椅子の子が私よ、ふふ、お父さん若い。」 「……!」 考えこむソード。 「どうかしたの?ソードさん…。」 「いえ!行きたい時期があれば言って下さい、自由に移動は可能です。」 「それじゃ、もう少し後がいいわ、中学三年ぐらい、私が入院してしまった後。」 「わかりました、どのくらい後かわかりますか?」 「今は小学六年生くらいだと思うから、三年後ね。」 「わかりました。」 (何故だろう…、この景色、昔に見た事がある気がする…、死神になってまだ間もない…、気のせいだな…。) 「ソードさん?」 「あ!スイマセン!」! ソードのもつ本が不思議な光を放ち、二人を包みこむ。
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