6章

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ソードは過去に葉子を残し、もとの時代の病室へと帰っていった。 一人過去に残された葉子は、先ほど見掛けた谷山正彦を探した。 (あ、正彦君だわ。) 正彦は一人で下校の途中だった。 葉子は正彦の少し後ろを同じ歩幅で歩く様に並んですすんだ。 (ふふ、こうして一緒に並んで歩きたかったのよね。) 並んで歩いていると葉子の身体を自転車に乗ったおばさんが、猛スピードで突き抜けて行った! と同時に谷山正彦の真横を通過した、正彦は驚き少し道の端によろめいた。 「もう!危ないわね~あの人。」 「本当ですよね、あ~、驚いた。」 「えっ!」 谷山正彦は間違なくない、葉子の言葉に反応した。
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