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葉子の家から小学校へは歩いて四十五分と言ったところである、他愛も無い話をしながら学校へと向かった。
しかし、話すのは正彦ばかり、葉子は相槌をうつだけであった。
「どうしたの?体調が悪いなら戻ろうか?」
正彦はいつもに増しておとなしい葉子が少し心配になった。
「違うの、正彦君に謝りたくて。」
「謝る?」
「ただ幼馴染みってだけで、毎日こんな事‥‥。」
「どうしたの急に?ほらもうすぐ学校だよ。」
「うん‥‥。」
正彦は葉子の言いたい事がよくわからなかった、正彦にとっては当たり前の事をしているだけなのだから。
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