6章

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自転車も通り抜ける事が出来るくらいの、大きめの公園、そこの小さな噴水から少し離れた位置に大きな木がたっている、その木のちょうど下にベンチが置かれていて二人はそこに腰掛けた。 「あの、お姉さんは一体…。」 「あ!ゴメンなさい!私は桜庭葉子…、じゃなくて、え~と。」 「葉子ちゃんのお知り合いですか。」 「そうそう、そうなのよ、葉子ちゃんとは病院で知り合って、私はユウコって言うのよろしくね。」 「ユウコさんですか、はい、こちらこそ。」 「ふふ、よかったわ、何だかさっきは今にも死んでしまいそうな顔していたから。」 「え!そ、そんな事は…。」 「あら、よく見ると制服が汚れてるじゃない、どうしたの?」
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