6章

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それから桜庭葉子は、ソードに頼み何度も何度も、同じ様に一日ずつ時間をずらし谷山正彦に会った、そして谷山正彦はユウコと言う謎の女性に惹かれているのが目に見えてわかった。 なぜ谷山正彦には桜庭葉子の魂が見えたのか、この時のソードには理解出来なかった、桜庭葉子の強い思いが奇跡を呼んだのだろうか? 桜庭葉子が谷山正彦と会うたびにソードの胸は締め付けられるおもいだった。 もうすでに、一日一日をずらして移動して半年以上の時間を経過していた、ソードの力は限界をこえていた。 谷山正彦と楽しそうに話をしている葉子にソードが直接声をかけた。 (葉子さん…。) 「え?」 (私です…、ソードです、そろそろ私の力が限界のようです…、一度病室に戻りましょう。)
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