6章

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ソードの声が葉子の頭に直接聞こえてきた。 「そう……、わかったわ。」 「どうしたの?ユウコさん。」 「ごめんなさい、私そろそろ行かないといけないみたい。」 「え?行くって何処に?」 「帰らなきゃいけないの。」 「なんだ、何処か遠くに行っちゃうのかと思った。」 「それは…、ううん、何でもない。」 「じゃぁ、また明日。」 「明日…、ええ、またね。」 葉子は公園から出て誰も周りにいない事を確認した。 「ソードさん、いいわもう戻しても。」 葉子を光が包みこんだ、すると目の前に見慣れた病室の壁が飛び込んできた。 「戻っちゃった…、足動かないわよね…。」 葉子のベッドの横でソードが禁書を手にうなだれている。
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