6章

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「ソードさん!大丈夫!」 「だ、大丈夫です…。」 「よかった。」 「どうでしたか?」 「夢の様な時間だったわ。」 「満足して貰えたでしょうか?」 「え?ええ…。」 「まだ何か。」 「その、言いにくいんだけどね。」 「ええ。」 「もう一度だけ行けないかしら。」 「え!もう一度!」 「また明日って約束してしまったのよ。」 「……。」 「無理よね、うんいいわ、ごめんなさい無茶な事ばかり言って。」 「わかりました。」 「え?」 「もう一度だけなら。」 「本当に?」 「その代わり今度はきちんとお別れをしてくださいね。」 「わかったわ。」 「でも今日は無理です、また明日来ます。」 「ごめんなさい、お願いします。」 「それでは。」 ソードは重たい足取りで天界へと帰って行った。
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