7章

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ソードの目からは温かいものが流れていた、ソード自信はそれに気付いていない。 「昔、葉子さんはいじめにあっていたのでしょう?歩けない…、ただそれだけで…。」 「どうして…。」 「先輩が調べてくれたんです、谷山正彦の事も。」 「正彦君の事…。」 「貴女はいじめから逃れる為学校に行かなくなった、そしてそのまま入院してしまった。」 「ええ。」 「その後学校では、いじめの矛先が正彦君に向いていたらしいのです。」 「正彦君に!どうして!」 「貴女と仲がよかったと言うだけで。」 「そんな!」 「そして、彼は自殺してしまいました。」 「嘘!」 「本当です…。」 「そんな…、そんな事になっていたなんて…、正彦君に謝りたい!謝らなきゃ!」 「はい!行って全て話してしまいましょう、過去へ!」 「わかったわ。」
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