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「ユウコさん、泣かないで、どうしよう…、どうしたの?」
「ごめんなさい、ごめんなさい。」
「だから、ユウコさんのせいじゃないですよ。」
「違うの!違うのよ!」
「え?ユウコさん?」
「ごめんなさい、あのね正彦君、貴方に大事なお話があるの。」
「は、はい。」
「よく聞いてね、信じられないと思うけど、私はこの時代の人間じゃないの。」
「え?」
「未来から貴方に会いに来ていたの、死神さんの力を借りて。」
「未来?死神?どう言う事?ユウコさん。」
「混乱するわよね、いい?私はユウコじゃないわ、貴方の幼馴染みの桜庭葉子なの。」
「桜庭葉子…、葉子ちゃん?」
「そう、貴方がいつも学校まで送って、そして一緒に帰ってくれていた。」
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