1章

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小学五年生までは庄之助が送り迎えをしていたのだが、小学六年生になったある日幼馴染みである正彦が送り迎えをかってでてくれた。 初めは不安で断ろうとしたが、葉子の母は小さい時にすでに亡くなっていて、庄之助は一人で家事も仕事もこなしていた、それを知って正彦もかってでてくれたのであろう、庄之助は正彦の申し出に甘える事にした。 それからは毎日、正彦は葉子の送り迎えをしてくれた、もちろん他に周りの大人達の協力もあったが、正彦はしっかりとその役割を全うしていた。 それは中学へ進学しても続いた。
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