7章

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「未来では貴方は死んでしまっているの。」 「…そっか、そうなんだ、あの日ねユウコさんに会わなければ、僕は死ぬ気だった、どうしていじめられるのか分らなくて、苦しくて…。」 「そのいじめ私が原因なのよ…、私が急に学校に行かなくなったのは実はいじめのせいなの…、私がいなくなってそのいじめの矛先が、仲良くしてくれていた貴方に向いたみたいなの、本当にごめんなさい。」 「そうだったんだ…、ユウコさん、いや葉子ちゃんもいじめに…。」 「でもあの日からずっと生きてる、死ぬのは止めたのよね?」 「正直迷っていたんだ、でもユウコさんと会っていた時は忘れられた、貴女が僕の支えだったんだ。」 「そう…、嬉しい。」 「僕は、貴女に会いたくて、会いたくて…。」 「私も、貴方が好き、大好き!小学生の時からずっと!忘れた事無かったわ!」 「葉子ちゃん、僕もあの時から、そして今の葉子ちゃんも大好きです。」 二人が抱き合った瞬間、葉子の頭にソードの声が聞こえてきた。
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