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中学生になっても葉子の送り迎えは続いていた。しかし、中学三年のある日‥‥‥。
いつも通り正彦は葉子の家を訪れた。
「おはようございます。」
いつもならすでに玄関前でまってるはずの葉子の姿が無かった、変わりに葉子の父、庄之助が一人で立っていた。
「おはよう。」
正彦は葉子に何かあったのか少し心配したが、今日は体調が悪くて休むということだった。
「わかりました、お大事にお伝え下さい。」
そう言ってこの日は正彦一人で、学校へと向かったのだった。
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