1章

9/13

38人が本棚に入れています
本棚に追加
/100ページ
中学生になっても葉子の送り迎えは続いていた。しかし、中学三年のある日‥‥‥。 いつも通り正彦は葉子の家を訪れた。 「おはようございます。」 いつもならすでに玄関前でまってるはずの葉子の姿が無かった、変わりに葉子の父、庄之助が一人で立っていた。 「おはよう。」 正彦は葉子に何かあったのか少し心配したが、今日は体調が悪くて休むということだった。 「わかりました、お大事にお伝え下さい。」 そう言ってこの日は正彦一人で、学校へと向かったのだった。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加