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不思議なメールが来て数日。あれから紫音からのメールはなかった。
でも、私は何故か“紫音”が気になっていた。
もうメールこないかな?来ないよね💧だって誤送信だったんだもん😔
「麗羅、最近携帯ばっか気にしてるよね?」
直子に聞かれたけど、何故か“紫音”の存在は話せなかった。
「最近機種変して携帯慣れなくてさ💧」
それらしい言い訳をしてその場を乗り切った。
その日の夜。
--ピピピッ、ピピピッ--
メールの着信が鳴った。
開いて見ると、紫音からだった。
『大佐、私大佐に失礼な事しましたか?良かったら返信下さい。-紫音-』
紫音は誤送信に気付いてないんだ😓😓返信して教えなきゃ!
『はじめまして。私は麗羅と申します。紫音さんのメールは“大佐さん”ではなく、私に届いてました。おそらくアドレス間違えていらっしゃると思います。』
送信して数分後
--ピピピッ、ピピピッ--
再び紫音からのメール。
『大変申し訳ありませんでしたm(_ _)m私の間違いで麗羅殿に迷惑を掛けてしまいましたね。』
紫音さんって礼儀正しいんだ。
『私こそすみませんでした。初めてのメールの時紫音さんに返信していたらこんな事にならずに済んだのに』
『いいえ。麗羅殿は悪くありません。私のミスですからm(_ _)m』
『いいえ。今度はちゃんと“大佐さん”にメールして下さいね。それでは。』
紫音に送信した。
なんとなく寂しい。 これで紫音からメール来ることはないんだ。
--ピピピッピピピッ--
まさか、紫音?
半信半疑でメールを開く。
やっぱり紫音だった。
『こうして出会ったのも何かのご縁ではないですか?良かったらメル友になりませんか?』
紫音のメールに胸が弾む。
『はい。喜んで😃』
こうして私達はメル友になった。
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