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紫音とメールをしていてもやっぱり仁さんが気になる。
こんな片思い辛すぎる😢
直子に仁さんの事を相談した。
「仁さんが好きなの?でも奥さんいるかもしれないんでしょ?そんなのやめた方がいいよ。キツい言い方だけどさ。」
確かに直子の言う通りだと思った。
私の恋はこれで終わりにしよう。
そう決心したもののやはり仁さんにメールしてしまう私。情けない。
やっぱり玉砕した方がすっきりするのかな?
悶々と毎日が過ぎる。
--ピピピッ、ピピピッ--
紫音からのメール。
『やっぱり最近麗羅おかしいよ。なんかあったのか?』
紫音に話したらちょっとは楽になるかもしれない。紫音に甘えちゃおう。 きっと慰めてくれるよね。
弱い私は自分が楽になるために紫音に仁さんの事を全て話した。
ライブで知り合った事。
結婚しているかもしれない事。
子供がいるかもしれない事。
メールだけの繋がりであること。
直子に反対されたけど、諦めきれずまたメールしてる事。
包み隠さずメールした。
しかし、紫音からの反応は無し。
やっぱり、紫音私の恋愛なんか興味ないよね。
呆れたのかな?
紫音にメールしてから一時後。
--ピピピッピピピッ--
紫からのメールだった。開いて確認しようとすると
--ピピピッピピピッ--
鳴り止まぬ着信音。
紫音から7通ものメールが来た。
届いた順にメールを読む。
そして私は衝撃を受けた。
紫音に慰めて欲しくて相談したのに。
メールの冒頭に『バカやろう!』と書かれていた。
『お前が仁さんを好きになってしまったのは仕方ない。でも、お前に仁さんの家庭を壊す権利はない。お前は告白してスッキリするかも知れない。でも、仁さんは悩むだろう。本当に好きなら、その人の幸せを考えるべき。それも愛情表現だ。』
といった内容が切々と書かれていた。
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