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俺は高校野球初のマウンドへ立った。 しかし、いきなりフォアボールを出してしまった。 大吾がマウンドへ寄ってきた。『大生、また悪い癖が出てるぞ。』 『すまん。』 『ま、大丈夫だな。よし、次の次は英雄だ。きっちり抑えようぜ。』 初球、ストレートは真ん中に決まりストライク。 大吾は、中学時代のサインを出した。 ボールは外角にいき、バットに当たるがサードゴロ。ダブルプレーとなった。 さすが、大吾。 英雄が打席に入った。 さて、どこに投げるか。 内角か? 初球、内角いっぱいにストライク。 2球目は? そうか、真ん中だ。 力いっぱい投げた。 次の瞬間、センター前へ鋭い打球が飛んだ。 なんて、打球なんだ。 次のバッターはレフトフライに打ちとった。 8回裏、一死で俺。 4球目のカーブをレフト前にヒット。 そして、9番上山は、ライト線ギリギリに運び、俺は一気にサードへ。 1番東石はサードライナーで英雄が取り二死。 赤野はショートゴロでチェンジ。 帝東 000 240 40 10 明桜 000 000 10 1
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