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「あぁナオちゃんお帰り」
「先生ただいまー!あれあれ?お客さんじゃないですか!?」
「どうも…ワタヌキ ジュンです」
「ワタヌキさんですね!いらっしゃいませ!今日はこの事務所にどんな用件ですかー!」
少女は買い出しに行っていたのようだ。荷物を置いてジュンにダッシュで近寄ってくる。
それにしてもハイテンションである。
「そういえば何も聞いてなかったね。話してくれれば良かったのに。」
(お、お前が話は後でって言ってたろ!)
「用件を聞かせていただきますね!先生もこっちに来て!」
「全くナオちゃんは元気だね。僕は眠くなってきたよ」
(俺は帰りたいよ…)
無理矢理、応接間のイスに座らされたジュンは先程、目撃した事件について話し始めた。
「用件というか…さっきその…人が殺されるところを見てしまって。それでどうしようかと思っていたらこの事務所に入っちゃって」
殺人といった途端に坂崎の表情が真剣になった。
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