第三章:調査

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(殺人を見て、探偵事務所を訪れた。 そこまではいい。 ……で、なんで俺が事件の調査をするんだ?あの探偵ほんとに天才なのか?自分がめんどくさいだけじゃ…… というか自分で調査しろよ!) 外は素晴らしい天気で気持ちがいい朝だ。雲一つなく晴れている。 ……普段ならば素敵な休日だっただろう。 「やあ、おはよう。昨日はよく眠れたかな?」 眠そうな目をした坂崎がジュンに喋りかけた。 「はぁ…まあ」 「さて、君には昨日の事件の調査をしてもらうよ。自分が遭遇した事件は自分で解決すると気持ちいいんじゃないかな。 とりあえず現場に行って調べてほしいものがある。あと警察がいるだろうし一通り話も聞いてきてほしい」 「警察ってそんな簡単に情報流すんですか?追い返されると思いますけど」 「そこは心配ない。僕は結構顔がきくからね。警察に僕の名刺を見せれば協力してくれるはずだ」 「そうですか…じゃあ調べてほしいものって何ですか?」 坂崎はメモを差し出した。
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