第一章:目撃

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ジュンはどこか抜けているが頭は良い。ただ抜けている部分がかなり大きいのかもしれない。 夢は弁護士か医者…ジュンの成績では正直なところ、無理ではなかった。 むしろ普通に大学に行けてさえいれば、その夢は叶っていただろう。ただ抜けすぎていただけで夢は叶わなかった。 「はぁ…将来の夢か…俺この先どうなるんだろうな…」 ジュンはコーヒーを飲み干したのでベンチをたった。 空では雲と月が重なり辺りは真っ暗になっている。 ジュンはだるそうに歩きだした。 …その瞬間 一発の銃声が辺り一帯に鳴り響いた。
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