満月

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明かりを落とした部屋の中 俺達はただソファーで寄添っていた   そして何度も口付けを交わす 可奈のこめかみの傷を撫でて口付ける そして唇を重ねる   お互いの吐息が耳に心地いい 可奈を引き寄せて抱き締める   『翔くん?』   『ん?』   『シャワー浴びてきていい?』   『あ…あぁ…行っておいで』   腕からするりと抜けて可奈がバスルームに行った   可奈の残り香を抱き締めてたまらない気持ちになった
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