朝焼

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無情な朝   人の時間への抵抗なんて虚しいもの ついでにサラリーマンの虚しい習性 いつもの時間に目が覚める まだ外は暗い   可奈も主婦の習性か徐々に覚醒中   寝起きの悪さは初めての発見   『おはよ』   『…おはよ…』 ベッドサイドに置いていた可奈の携帯のアラームが鳴り響いた いつもこの時間に起きている証拠 主婦の証拠…   携帯を投げ付けそうに不機嫌な顔の可奈がアラームを止めた そんな可奈を後ろから抱き締める   まだまどろんだ可奈の体がキュッと固くなる   まどろんでいて抵抗もままならない可奈を強く抱き締めて愛撫する   こんな朝は久しぶりだ
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