朝焼

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徐々に夜明けが朝になる   朝焼けの光の中で可奈を抱く   白いシーツ 白い肌 紅い光に染められてゆく   この時間を俺はずっと忘れないだろう   可奈もそうであって欲しい   背徳 嘘 そんな物と引換えにしても欲しいものがある   引換えにしてもいいものがあると初めて知った   人は夕焼けに明日への希望を持つ 太陽の下を堂々と歩ける関係では無い俺達だからこそ今はこの朝焼けに託したい   俺達の形の幸せを創ろう
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