～初恋不倫～

崩壊

フラフラしながら玄関へ行った

『おかえりなさい』

チラッとこっちを見る
最近ただいまってまた言わなくなった

『先にシャワー』

『はい…』

待ってる間も体がきつくて台所のテーブルに突っ伏してた

ガチャっと扉が開く音で我に返る

突っ伏していたわたしを見て気に入らなかったのかドアを激しく閉めた

ビクッとして慌てた

『すぐ用意するね』

ご飯をよそってお鍋から具を盛り付け冷やしていたサラダを出す
お味噌汁を温めて盛り付ける
旦那は卵が好きだから生卵を一緒に出す

『待たせてごめんね』

『これ何？』

空気が凍る