一線

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不倫というカテゴライズ もうどうでもいい   守りたいだけだ 俺が可奈を愛しただけだ   可奈の頬に手をあてた… 乾かない涙 止めたい この刹那を   『可奈…』 くちびるを重ねた…   卑怯なくちづけ そんなことはわかっている でも溢れるものをこうしないと吐き出してしまいそうだった   踏み越えた領域が何をもたらすのか 常識も道徳も越えた世界はきっとあるはずだと自分に言い聞かせるしかなかった
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