紅色

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あの日 翔くんに抱き締められて声をあげて泣いた あんな風にわたしは泣きたかった   キスされて抵抗もできなくて … したくなかった だって嬉しかったから   そして 翔くんは 『俺が守ってやる』 そう言った   その瞬間 大嫌いな紅色が心に灯ったの     大嫌いな紅色 情熱のあかいろ   哀しいときにしか見なかったあの色   でも翔くんの腕の中は暖かさと嬉しさしか無かった
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