第七章『眞島光』

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「はじめのうちは男子がさ… 助けてくれてたんだけど …あたしをいじめる女子に あたしより可愛いのなんてぎょうさんいるから… しまいには男子からもいじめ ……受けたんだ」 ――なんてこった 先の口振りからして このことをここの人に話したのは 俺に対してが初めてだろう… 光は今まで一人でこんなことに耐えて………! 「……一回さ、 強姦されかけたこともあるし ―――ホント 悪夢だったなぁ… だからさ、こっちに来てからも ときどき昔の夢を見るんだ」 ………もういい 「今日も見てしまって……… それで耐えれなくなって家を飛び出したんだよ んでさ――」 「―――もういい!」
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