第二章『転校生』

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って、それより! 「先生、席は?」 「っあ!ごめんなさ~い。ん~、そうねぇ」 『そうねぇ』ってなんだ!?決めてなかったのか!? 「まぁいいわ、この際一番左後ろの席の柳瀬さんの隣にしなさい!」 この際、って。この先生、大丈夫なのか? とりあえず俺は「はい」と返事をして席に向かった。 「それじゃ先生は授業があるので~。では諸君!今日も一日頑張ろ~!」 ホントに大丈夫なのか!?いやにテンション高いな。 俺はそう、先生に気をとられながら席に着いた。 すると―――
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