第二章『転校生』

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「……あの…」 「わっ!?」 急に背後から声がして、ビックリしてしまった。 「あ、ごめん。そんなに驚くとは思わなくて…」 「いや、こっちこそゴメン……柳瀬さん…だっけ?」 振り向くとそこには、焦りの表情を浮かべた女子がいた。 髪は長めのストレート。めがねが良く似合っている。 顔は……かわいいほうかな? 早速こんな人の隣だなんて……… 俺…ついてるな。 「うん。私、柳瀬美月、美月でいいよ。 浅野陽太くん…だったよね?」 「お、おう。陽太でいいよ。 よろしく、美月!」 「よろしくね!陽太」 ……と、そんな話をしている内に授業が始まった。
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