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「いいよ、気にしなくって。
私たち友達でしょ?」
美月は、全く裏のない顔で、サラっとこう言った。
……“友達”か
まあそうなんだが…
「そうだな、そうしよう」
元々俺の躊躇いもたいして意味のないことだったし
俺一人だと行けないしな
さっさとかって帰ろうか
「じゃ、ばあちゃんお金――」
「今日は肩代わりしといて頂戴ね
明日あたりに返すから」
俺の言葉は見事に受け流された
ほんとに返してくれるのかな?
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