第六章『fatigue from various』

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「いいよ、気にしなくって。 私たち友達でしょ?」 美月は、全く裏のない顔で、サラっとこう言った。 ……“友達”か まあそうなんだが… 「そうだな、そうしよう」 元々俺の躊躇いもたいして意味のないことだったし 俺一人だと行けないしな さっさとかって帰ろうか 「じゃ、ばあちゃんお金――」 「今日は肩代わりしといて頂戴ね 明日あたりに返すから」 俺の言葉は見事に受け流された ほんとに返してくれるのかな?
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