母のいない日々は

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どうやら眠っていたらしい。 商店街のほうから、 夕方5時を知らせる、 賑やかな音楽が聞こえる。 Tシャツと肌は、 ぴったりとくっついていた。 汗は未だ乾かない。 だるい身体を起こすと、 庭の花はこっちを見ているようだった。 さっきよりも、大きくなったのは気のせいかな。
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