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「だから、俺がキッチリと片桐を暗殺していれば、今回の問題は起こらなかったんです。坪井さん…申し訳ありません」
「……小城!少し己の力を過大評価し過ぎたんでは無いか?」
「面目ありません」
「工藤さんには上手く説明しといてやる。だから今回は必ず暗殺しろ」
「はい!承知しております」
「だが…お前が調べられなかったと言う事!正直…解る気がする…」
「………」
「その片桐と言う男!今回の詐欺の手口と言い、相当なくせ者だろうな…」
「そうですね…」
「取り敢えず現時点で片桐が何処に居るか解ってるのか?」
「今…全力で調べてる最中です。徐々にですが、片桐が出入りしていたと言う場所が特定出来始めています」
「ならば後一歩なんだな?」
「はい。しかし…人材に余裕が無い為、時間が掛かってしまってます」
「そうか…なら1億送金する。その金で人材を大量に雇い、大至急…片桐を捜し出せ!」
「いや……坪井さん!俺の責任なんで金は受け取れませんよ…」
「小城!さっき言ったばかりだろ?過大評価するなと…」
「………」
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