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雨が降ったんだ
ザァザァと
雨が降ったんだ
ザァザァと
道が濡れ
花が濡れ
心が濡れた
時計の針が背中押して
僕は仕方なく歩きだす
水溜まりをさけながら
僕は仕方なく歩きだす
涙が流れてるのか
わからない程に
雨音が邪魔をする
君を失った
何も喉を通らない
好きだったアップルティーさえ一口だけ飲んで
流しに流れた
耳鳴りがする
吐き気もする
このまま死んでしまえば
君に逢えるかな?
死ぬ勇気なんてないくせに
また馬鹿な事を考えてる
雨音が気持ちも一緒に流してくれればいいのにね
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