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回りを見るとお客さんもいない。
場所も居酒屋なんだから、まるっきり居ないのがおかしい。
み《な…ぜですか？何で嘘なんかっ》
瑞穂は須藤を睨んだ。
す《いいねぇ。瑞穂ﾁｬﾝの怒った顔…ｿﾞｸｿﾞｸするよ》
み《まさか…とは思うけど、タイヤとかビデオ送りつけてきたのは、須藤ｻﾝですか？まさかね？そんな事しないですよね？ねっ。須藤さんっ》
す《あははははっ、気ずくのが遅いんだよ。もっと早くに気ずけよ。》
み《帰りま…》
す《あははははっ。酒、強くしてもらったから、もう酔いは回ってきたかな…》
み《……………》
す《君がいけないんだ。そんな顔で誘惑してくるから。そんな顔したら男はコロッといくよ？》
み《あなたおかしいっ》
パンッ
す《おかしくさせたのは瑞穂お前だ!!お前のお陰で俺の人生は狂った。瑞穂ぉ…君の事しか考えられなくなったんだよ？》
み《…………》
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