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そう、あの日から私の日常は非日常に変わったのだ
4月下旬
帰ろうとした私に友人がいきなり制服のブラウスを掴んだ
「三咲~宿題手伝って!!!」
「却下」
「Σなんで!?」
私立水沢高校3年B組教室にて友の頼みをバッサリ切り捨てる
あ、私が桂川三咲です。
「ぶっちゃけ面倒いし眠いんだよ
私は家に帰りたいんだよ」
親友、芹沢華南はそれでも諦めずブラウスを離さない
だー!!
しわになるだろうが!!
「華南放さんと回し蹴りされるのと、放して謝るのどっちがいい?(笑顔)」
「すんませんでしたぁ!!!!!」
華南…煩いわボケ(酷)
取り敢えず仕方なく宿題を手伝ってやる
自慢じゃないが一応平均点以上(でも5点)は取ってるし、制服も髪も一度も校則に引っ掛かってない
つか面倒いだけだし、教師に目をつけられるなんてごめんだ
「終わった~流石三咲様!!」
「暁屋の葛餅奢れよな」
「Σえ、あれ高いじゃんかよ!!」
「馬鹿野郎、誰が此所まで面倒見てやったと思ってる」
ちなみに和菓子好きな私は暁屋の葛餅が大好きだ
一つ890円と高いが比例して旨い
「二個買えよ」
「Σ1780円!?」
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