第③章~いざ舞踏会へ~

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ダンスホールには自分と王子しか居ない様な気がした。 『(くっ……難しい)』慣れていないのかバランスが悪い。 王子「大丈夫だよ僕が居ますから……」 そう言った瞬間だった。 フミッ 失敗して王子の足を踏んでしまった。 『(しまった)わ……悪い』謝ったが……王子の反応は意外だった。 王子「僕をもっとそのガラスのヒールで踏んで下さいお嬢様」ハアハアと息を荒げた。 『(ちょっ……wwコイツドMなのか)へ?』その時だった。 ゴーンゴーンと12時の鐘が鳴った。 『(助かった)私もう行かなきゃ。』 王子の手を振り払い。ヒールとは思えない素早さで逃げ出す。 王子「待って下さい……」そう言い追いかけてくる。 その時だった。 スポーンと片方のガラスヒールが抜けて王子の顔面に直撃する。 王子「ハアハア最後まであのお嬢様は……ハアハア」やはりドMだったようだ。 王子「そうだこの靴を履けるお嬢様を探そう」
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