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ダンスホールには自分と王子しか居ない様な気がした。
『(くっ……難しい)』慣れていないのかバランスが悪い。
王子「大丈夫だよ僕が居ますから……」
そう言った瞬間だった。
フミッ
失敗して王子の足を踏んでしまった。
『(しまった)わ……悪い』謝ったが……王子の反応は意外だった。
王子「僕をもっとそのガラスのヒールで踏んで下さいお嬢様」ハアハアと息を荒げた。
『(ちょっ……wwコイツドMなのか)へ?』その時だった。
ゴーンゴーンと12時の鐘が鳴った。
『(助かった)私もう行かなきゃ。』
王子の手を振り払い。ヒールとは思えない素早さで逃げ出す。
王子「待って下さい……」そう言い追いかけてくる。
その時だった。
スポーンと片方のガラスヒールが抜けて王子の顔面に直撃する。
王子「ハアハア最後まであのお嬢様は……ハアハア」やはりドMだったようだ。
王子「そうだこの靴を履けるお嬢様を探そう」
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