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激しい音と共に輝く何かが高く高く宙を舞った
チャキ
二人の兵士は先ほどまでの激しい動きから対照的に、どちらも接近した状態のまま全く動かなかった
よく見ると、黒髪の兵士の剣は銀髪の兵士の首筋にあてられている
そして銀髪の兵士の手に剣はない
勝負が決まったようだ
しかしまだ緊張は解けておらず、二人とも動かない
そこに高く飛んだ何かが地面に突き刺さる
銀髪の兵士の剣だ
それをきっかけに二人の緊張の糸が切れ、同時に訓練所の地面に仰向けに倒れる
「流石ハワード…ハァ…俺の負けだよ…ハァ」
と銀髪の兵士が息が荒いまま呟く
「いや…ハァ…リド…お前だって…ハァ……強かったよ……」
ハワードと呼ばれた黒髪の兵士も答えた
「…………」
「…………」
何故か二人とも黙り、沈黙と荒い息づかいだけがその場を支配した
その沈黙の中に一人の軍服を着た老人が現れる
「………」
老人は二人を見ると、沈黙を破って言葉を出した
「ハワード君……"スネーク・ユニット・コマンダー"に合格おめでとう
君に"ソルジャー"の称号を与える」
老人は少しの微笑と共に黒髪の兵士、ハワードへ話しかけた
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