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うう..
僕はゆっくりと机から顔をあげた。
首がひどく痛む。
どうやら眠ってしまったらしい。
僕はふいと壁にかかっている時計を見た。
3;14
電子時計の画面にはそううつしだされている。
この部屋には似つかわしくない真っ黒なデザインの時計。
僕は、白を基調とした室内にあまりにも調和していないその時計にわずかな違和感をおぼえた。
あんな時計この部屋にあったか..?
僕は少し疑問を抱くも、きっとウメダさんが取り計らってくれたに違いないと思い、特には気にしなかった。
なんせここは日の当たらない地下だから時間の流れが全く分からないのだ。
僕はウメダさんに感謝しながらも、ふと昨日部屋に入ってからのことを思い出した。
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