2人目の患者

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そういえばあの後ちょっとしてすぐにウメダさんがごはんを運んできた。 銀の盆に乗せられたスクランブルエッグとトースト。 相変わらず質素だがその横には「疲れをとってください」というウメダさんのはからいから、ホットコーヒーが置かれていた。 僕は食事でもとりながら病院の謎について考えてみようとしたんだ。 でも食べてる最中に段々クラクラとしはじめて… 今に至るということだ。 頭がぼーっとしてまだうまく働かない。 僕は首をコキコキとならしながら、軽く伸びをした。 なぜだか食事類は全て片付けられていた。 部屋に入ったんなら布団くらいかけてくれれば良かったのに.. 僕はウメダさんに少し不満をもちながらも、机の端に白い紙とペンが置かれてあることに気付いた。 不思議に思ってそれを手に取ってみる。 B4くらいのいたって普通の紙、とそこには何やらメモがくっついていた。 『初めに言ってあったように、この紙にフクダ ミホの話しについて思ったことを書いてみてください! ウメダ』 僕はさっと目を通して、最初に言われていたことを思い出す。 そういえばそんなことも言われていなたあ.. あっ うまくいけばこのレポートも僕の昇進、または移動に貢献してくれるかもしれないぞ.. 僕はそんな期待を胸に抱きながらペンを手に取った。
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