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私はついに告白した。
ストレートに飾りをつけずに「好きです」と一言。
返事はなかったけど、照れ臭そうな顔が答えを言っていた。
そして、どちらが言うでもなくお互い顔を近付ける。
―ピピピピピピピピッ
(…………)
―ピピピピピピピピッ
(……う)
―ピピピピピピピピッ
(……う、うる)
―ピピピピピピピピッ
「うるさあぁぁぁぁい!!」
ガシャッ!
「…………?」
辺りを見回すと、そこには見慣れた自分の部屋だった。
(……夢?)
頬をつねっても、叩いても痛いだけ。
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