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それだけじゃない。
今日の幸平はやたらと難しそうな顔をしていた。
そんな感じで私達は一言も喋る事はなく、近くの公園についた。
「ねぇ、幸平。公園なんか来てどうするの?」
私は数歩先を歩いている幸平に聞く。
しかし、返事が帰ってくる事はなかった。
そして、ようやく口を開けたのは公園の奥にある茂みの中を歩き、広い開けた場所に出てからだ。
「……ここだよ」
この開けた場所には、中心部に大きな樹木があったとみられる大きな切り株。
「凄い……こんなとこがあったんだ。全然知らなかった」
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