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だが、返って来た言葉は悲痛な言葉。
望んでなかった言葉。
聞きたくなかった言葉。
……別れよう。
私は聞き返した。
「どうして?どこがいけないの。嫌なとこがあったら直すから。だから……だから、そんな言葉言わないでよぉぉぉぉ!!」
私は幸平に抱きついた。
この温もりが消えてしまう。
私のそばから、あの温かさが消えてしまう。
「ごめん」
けど、返事は覆る事はない。
「ば、か……幸平の、馬鹿ぁぁぁ!!」
もういたくない。
この場所にいたくない。
私は幸平をその場に残し、走ってその場から離れた。
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