捨てる神あれば、拾ってくれる神サマもいるンです。

11/13
前へ
/33ページ
次へ
兎は渡された手紙を受け取り、封を切った。 差出人の名前は書かれていないが、どうやら小さい子供で「わたし」とある所から女の子のものである事がわかった。 その言葉は、こどもが書いたものなので字もキレイじゃないし、間違えているところもあった。 破れたところをテープで張り付けた跡もある。 だけど…… 兎の目からは、涙が溢れていた。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加