捨てる神あれば、拾ってくれる神サマもいるンです。
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兎は渡された手紙を受け取り、封を切った。 差出人の名前は書かれていないが、どうやら小さい子供で「わたし」とある所から女の子のものである事がわかった。 その言葉は、こどもが書いたものなので字もキレイじゃないし、間違えているところもあった。 破れたところをテープで張り付けた跡もある。 だけど…… 兎の目からは、涙が溢れていた。
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